フィリピンは敬虔なキリスト教の国ですので、宗教の関係上、婚姻証明書は発行されませんが、南の小さな島でのウエディングは、大型リゾートでの海外挙式とは違った趣があります。
決して豪華なウエディングではありませんが、手作りの優しさが思い出となることでしょう。
リゾートのガーデンエリアやビーチサイド、無人島のビーチやビーチクラブ、また海の中等、ご希望の場所をお知らせいただきご相談させていただきます。
お2人様でのウエディングでは、ゲストアクティビティコーディネーターやご宿泊のお客様が参列することもございます。当日はスタッフがスケジュールをご案内し、進行を担当いたします。
ご友人様、ご親族様がご同行の場合は、ご参列いただきます人数にあわせて会場をアレンジいたします。
ウエディングドレスやスーツはレンタルの用意がございませんので、ご自身でお持ちいただいております。ウエディングドレスとタキシードというフォーマルなスタイルもあれば、白いドレスと白いシャツといった南国スタイルの方もいらっしゃいます。
また、カメラマン、ビューティシャン、ミュージシャン等をご希望の場合は、マニラからの別途手配となります。
13:00 | 打ち合わせ |
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14:00〜 | お支度 |
16:00 | ウエディングセレモニー |
17:30 | カクテルでお祝い |
18:45 | レセプション(ディナー) |
私たちがこの地で式を挙げようと思ったのは昨日や今日のことではなく、新郎が10年以上前の学生時代に手にした雑誌の特集が強く心に残っていたから。
表紙には世界のビーチ特集と銘打たれたその雑誌を手に取ったのが、今思えばきっかけだったのかもしれません。
エルニドのページはたった4ページ。記者による訪問のレポートでしたが、島の様子や雰囲気がよく伝わる記事でした。一瞬で心を奪われました。
いつかきっと行ってやるんだ! その時は漠然としていた思いでしたが、雑誌の中だけだったその場所は時を経て今、二人の約束の場所へとなりました。
海外挙式先としては決してメジャーじゃない分、お膳立てされた特定のプランの準備があるわけではありません。でも、逆にそれが枠にとらわれない自由な結婚式ができたのだと思います。
初めてのことに多少の不安はありましたが、一つ一つエルパラダイスさんと打ち合わせを行い、希望通りにプランを組んでいただきわがままなオリジナルの旅にすることが出来ました。
それでは少しだけですが、私達の結婚式の流れをご紹介します。
一年前 |
結婚式をエルニドのミニロックで行うことを決定する! まずは、エルパラダイスに問合せ、実際に訪問し、希望を伝える。 |
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半年前 |
招待状や席次表などを自分たちで作成。ドレス、新郎衣装購入。 このあたりからエルパラダイスとのメール連絡が密になってくる。 |
3ヶ月前 |
結婚式で使用する小物関係も自分たちで作成。 とにかく時間が無い!(準備は余裕を持っておくといいですよ(>_<) |
1ヶ月前 | 手配は全て終了! |
1日目 |
ミニロックアイランド到着後、歓迎の歌とウエルカムドリンクでお出迎え。 案内された水上コテージの部屋の窓から、目の前にサンセットを臨む最高のロケーション。 |
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2日目 |
海のアクティビティにはほとんど全てスタッフが同行してくれるので安心です。 明日の結婚式のことも忘れて終日海で思い切り遊びました。 朝 体験ダイビング 午前 シーカヤックでのラグーン巡り 昼食 自力でたどり着いた島でのピクニックランチ 午後 エンタローラ島へ移動、ロッククライミング 夕食 ビュッフェディナー 夜 二人揃ってアロママッサージ |
3日目 |
挙式当日 友人が海へ遊びに行くのを見送り、自分たちは式に備えてゆっくりと時間を過ごしました。 午前 現地のカメラマンとミーティング 午後 新婦、メイクと着替え開始 神父様と式の進行打ち合わせ 新郎準備開始 挙式が行われる無人島にボートで移動 挙式 プライベートディナー |
エルニドの魅力の一つが、そこへたどり着くまでの過程。
国際線を降りると小さなプロペラ機に乗り継ぎ国内移動。ジブニーに揺られて港まで移動すると、そこからは中型のバンカボート。最終的には小さなスピードボートでミニロックへ上陸。 その旅路はちょっとした冒険で、小さな頃に誰しもが夢見た旅人になったようで、目的地に近づくたびに心躍るような最高に楽しい時間でした。
ミニロックリゾートに到着し、案内された水上コテージの部屋の窓からは、目の前にサンセットを臨む最高のロケーション。
ふと気がつくと部屋にはサプライズが!なんと今回は来られなかった友人からのシャンパンが届けられていました。なるほど、どこに泊まるとかエルパラダイス紹介してほしいとか、色々と聞かれたのはそういうことだったのね。
現地のメイクさんにやってもらっても良かったのだけど、どう頑張っても日本の化粧にはならないと思ったので全部自分と友人で!カメラマンさんには準備の様子から全てを撮影していただきました。
写真撮影後、なぜか船に乗せられました。これはリゾートスタッフによるサプライズで、本当ならミニロックのビーチで挙式を行う予定だったものを、船で10分ほどの無人島、エンタローラ島を貸しきっての挙式に変更したとのこと!!さすがにこれにはビックリ。先に到着していた友人や家族に迎えられてエンタローラ島に上陸。
すっかり日焼けした家族や友人に囲まれて、海に向ってセッティングされた手作りのやさしい祭壇と思い出のBGMが流れる最高のロケーションの中、止まない波に誓いの言葉を交わしました。
そこには、せわしない日常を離れ、神々しいまでに自然の美しさが満ち溢れ、砂の上に作られた赤いバージンロードを一歩一歩踏みしめるごとに今までの思いに胸がいっぱいになり涙していました。
式の後には,家族や友人との笑顔溢れるプライベートディナー。ウェディングケーキもオーダー以上の出来栄えで驚くばかり。
そのどれもがあまりにも鮮やか過ぎて、私達は一生忘れることはないでしょう。
雑誌の中で憧れているだけだった世界が、実際に目の前に広がり、結婚式という新しいスタートをこの地で迎えられたことを心から感謝します。